~きつねの山できつねうどん~
「稲荷山」の参道にある『四季の味 おくむら』にて昼食。
『四季の家 おくむら』は町家カフェで店内は落ち着いた雰囲気。13時を過ぎていたからか他のお客さんもほとんどいませんでした。カウンター席を案内されましたが、席の前にも鳥居が飾ってあり、鳥居を眺めながらの食事でした。
名物っぽい「神様のごはん」というのも気になりましたが、せっかく「稲荷山」に来たんだからこれを食べておこうと「きつねうどん」を注文。
まぁ特に説明する必要はない普通の「きつねうどん」です。これで800円は高いけど、観光地価格だからしょうがないね(・皿・)
ところでこの日の前日に訪れた『晴明神社』で仕入れたばかりの「きつねうどん」のうんちくを1つ。
関西ではきつねうどんのことを「信太(しのだ)うどん」と呼ぶ地域があるようですが、これの由来は文楽の「芦屋道満大内鏡(あしやどうまん おおうちかがみ)」の中で、
陰陽師の安倍保名(あべのやすな)が現在の大阪府和泉市にある信太の森を訪れた時、狩人に追われていた白狐を助けてあげましたが、その際にケガをしてしまいました。
そこに葛の葉(くずのは)という美しい女性が現れ傷ついた保名を助け、まもなく2人は恋に落ち結婚をして、童子丸という子供を授かりました。
しかし童子丸が5歳の時に葛の葉の正体が助けた白狐であることがばれてしまい、葛の葉は2人を残して信太の森へ帰ってしまいました。
この童子丸が後の安倍晴明(あべのせいめい)だったというお話で、ここからきつねうどんというか、油揚げを使った料理のことを「しのだ」と呼ぶようになったとのことです。
さすがに3時間近い登山でかなりカロリーを消費しているため、こんなうどん一杯程度で足りるはずもないので、この後軽く何か食べておかないと夕飯まで持ちませんね。
『四季の味 おくむら』
・きつねうどん・・・800円
営業時間・11:30~15:00
定休日・不定休
交通アクセス・
JR「稲荷駅」から徒歩10分
京阪本線「伏見稲荷駅」から徒歩12分
バス「稲荷大社前」から徒歩12分
HP・http://okumura7411.wixsite.com/okumura
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