2018年2月24日土曜日

櫟谷宗像神社

~二柱の神様が桂川を守る~

『法輪寺(ほうりんじ)を出て左へ進み、旅館が並ぶ一帯を抜けると『桂川(かつらがわ)に出ます。





今日は天気も良いし舟下りなんかも気持ちよさそうですね。 (*´∀`*)






このちっちゃい橋を渡ってちょっと先に進むと渡月橋に出ますが、その前にこの船の乗り場の向い側にある『櫟谷宗像神社(いちたにむなかたじんじゃ)へお参りに行きます。







ちょっと階段を上った所に『櫟谷宗像神社』はありますが、鳥居があるから神社があるとは思うものの、どうしても『嵐山モンキーパーク』という看板の方が目についてしまいますよねw ⊂((◕ ˑ̫◕))⊃ウッキー





ほんで石段を上って、境内のすぐ左側に『嵐山モンキーパーク』の入口があります。

石段を上っている人が結構いたので、『櫟谷宗像神社』ってそんな隠れた人気スポットなのかな?と思ってしまいましたが、みんなお猿さんの客ばっかりで神社の方にはほとんど人がいませんでしたね。



『嵐山モンキーパーク』は約120頭のニホンザルが暮らしている山ですが、実は「トリップアドバイザー」の「外国人に人気の日本の観光スポット2014」で、堂々14位にランクインされたことがある程の人気スポットでした。 @( o・ェ・)@キキー


とは言え猿には特に興味はないし、それ以前にあんま一人で行くような所じゃないですからね。⊂((〃 ̄⊥ ̄〃))⊃ムキャ





ではメインの『櫟谷宗像神社』ですが、非常に狭い境内に「本殿」があるだけのちぃちゃな神社です。


祭神は宗像三女神(むなかたさんじょしん)奥津島姫命(おきつしまひめのみこと)市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、奥津島姫命を祀る『櫟谷社』市杵島姫命を祀る『宗像社』の2社が「本殿」に一緒に祀られています。(昔は祀っている神様が逆だった説あり)

元々はそれぞれ独立した神社で別々にあったようですが、いつから現在の様に1つにまとめられたのかは、調べてみたけどイマイチよぅ分かりませんでした。(・w・)


いつ出来たかも謎らしいですが、社伝によると668年から、国史だと848年に『櫟谷社』の名前が出てきていて、『宗像社』の方も870年には名前が出てきています。どちらもかなり古くからある神社なのは間違いないです。





入口にあった看板をよくよく見てみると、『櫟谷宗像神社』っていう長い名前の1つの神社ではなく、『櫟谷神社』『宗像神社』の2つの神社が並列されていて、1つの境内に2つの神社が一緒にあるということなんですね。


残念ながら「社務所」が開いていなかったため御朱印はもらえませんでした。(滅多に開いてないらしい)2つの神社があるから御朱印も2枚あるのかな?って思ったらどうやらまとめて1枚になっている様です。



『櫟谷社』『宗像社』は、それぞれ『松尾大社』の摂末社の「松尾七社」の1つに数えられ、残りの5社は『大宮社』『四大神社』『衣手社』『三宮社』『月読社』となります。

また『櫟谷社』の方は『松尾大社』『月読神社』と共に「松尾三社」とも呼ばれているので、元々はもっと力のある神社だったのかもしれません。



祭神は海の神様、航海安全の神様の宗像三女神の二柱ですから、桂川の水運を守るために協力して頑張っているって感じですね。

もっともこのブログを書いている未来に桂川渡月橋が氾濫するという大事故が起きてしまいますが、こうなったら残るもう一柱多岐都比売命(たぎつひめのみこと)の力を借りることとかは出来ないのでしょうか?




『櫟谷宗像神社』から観た『渡月橋』です。こうして長いこと見守り続けてきたのでしょうが、見守るだけの限界もありますし神様にとってはツラかったでしょうね。(´・ω・`)



あと『宗像神社』の祭神の市杵島姫命弁財天とも言われています。平安時代に現在の造幣局にあたる鋳銭所があり、新しいお金は必ず奉納されていたため、以来金運のご利益もある神社となっています。



さっき行った『法輪寺』に牛、虎、羊がいて、弁財天と言えば使いの白蛇、そして猿とどんどん干支が揃ってきてますねw



猿山のついでにこちらの歴史ある神社にちょっとお参りとかいかがでしょうか。⊂((* ̄人 ̄*))⊃ウキャ






余談ですが、この旅は2018年の2月に行われております。けれどもし仕事を辞めるタイミングがずれていたら、多分「祇園祭」目当てと梅雨を避けるために7月に行っていた可能性が高かったと思うんですよね。

そうなりますと2018年の7月は記録的な大雨からの『渡月橋』の氾濫に、ただでさえ京都の夏は暑いのに、更に記録的な暑さに見舞われて散々だったというか、無事に帰ることが出来たのか?ってぞっとしますね。

観光旅行は基本楽しいものですが、ちょっとしたアクシデントやトラブルで一気に180度変わる危険も孕んでいます。

何事もなく無事に楽しい旅行を送れた事に、今更ながらに感謝します。

そして皆様くれぐれも事故には気を付けて楽しい旅行を。






『櫟谷宗像神社』

参拝時間・境内自由
祭神・奥津島姫命、市杵島姫命
ご利益・金運、縁結び
交通アクセス・
 阪急『嵐山駅』から徒歩8分
 嵐電『嵐山駅』から徒歩8分
 JR『嵯峨嵐山駅』から徒歩16分
 バス『嵐山公園』から徒歩3分
 
HP・https://kyotofukoh.jp/report395.html

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